- 収納
- 知っておきたい用語解説
気になる用語を解説!「収納率」とは?
住宅を検討していく中で「収納率」という言葉を聞いたことはないでしょうか?住宅のすべての床面積から、収納スペースがどのくらいあるのかが分かれば、住み心地の良さをある程度推測することができます。
今回は、そんな「収納率」についてご紹介していきます!
収納率とは?
収納率とは、床面積に対する収納部分の面積比率のことを指します。押入やクローゼットなど、高さのあるスペースも計算対象に含めるのが一般的ですが、つり戸棚・下足入れ・キャビネットなど高さの限られたスペースも計算に含める場合もあり、収納率を比べる際には注意が必要です。
収納スペースは多ければ多いほど良いと思いがちですが、収納スペースを広く取ればその分、居住スペースが狭くなってしまいます。快適な居住スペースを確保するためには、適切な収納スペースを設定することが大切です。マンションでは8パーセント程度、戸建ての場合は15パーセント程度が平均的な収納率となっています。
収納率の計算方法
収納率は住宅の床面積に占める収納スペースの割合を指すので、「収納面積÷総床面積×100」で計算することが可能です。しかし、どこまでの高さの収納を含めるかによって値は変わってくるので、注意が必要です。住宅の図面から収納率を計算できるので、収納率を把握しながら新しい住居を検討することをおすすめします。
収納率の適正値は?
家族構成やライフスタイルによって違いはありますが、10~12%の収納率を確保すれば住みよい暮らしが実現されるでしょう。たとえば、総床面積が約100㎡の住宅の場合、収納面積が約12㎡あれば不便なく住みよい住宅と言えます。
収納のポイントとしては「出し入れのしやすさ」「収納場所と使う場所の距離」「収納するものと場所の意図」です。例えば、玄関には靴や帽子などお出かけに関するものが収納できる方が便利ですよね。収納率と同時に、収納する場所とその意図を考えて、収納スペースの設計をしておきましょう。
まとめ
今回は、収納率についてご紹介しました。収納率をあらかじめ把握しているのとしていないのとでは、いざ新しい生活を始めたときの生活の利便性に大きく影響しますので、ぜひ収納率を確認してみてください。同時に、収納スペースと生活環境の兼ね合いも確認しておくと、より便利な生活を送ることができるでしょう。
- 敷島住宅設計部が執筆者です。お客様の住みやすさを考えた暮らし方提案をしています。
- 2022.04.06未分類2025年まで延長!新築を建てるなら知っておきたい「住宅ローン減税制度」とは
- 2022.01.05未分類モデルハウスの仕様を詳しくご紹介!京都・オーセント松尾大社の採光にこだわった家
- 2021.10.26仕様変更京都市西京区上桂ってどんな場所?分譲地のある地域をご紹介!
- 2021.10.18仕様変更新居に迎え入れたい!人気のシンボルツリー
関連記事
住宅の「ラーメン構造」とはどんなもの?そのメリットをご紹介!
皆さんはラーメンと聞いたら何を思い浮かべますか? 多くの方が食べ物のラーメンを想像するかと思います。 住宅にお…
- 収納
- 知っておきたい用語解説
- testtest2020年2月14日
「剛床工法」って何?剛床工法のメリットと注意点
これから住宅を購入することをお考えの方の中には、「床」について気になっている方も多いのではないでしょうか。 床…
- 収納
- 知っておきたい用語解説
- testtest2020年2月14日
よく聞く「仲介手数料」っていったいなに?仲介手数料についてのまとめ
住宅の購入を考える際、「仲介手数料」という単語を耳にすることはないでしょうか。 なんとなく意味は理解していても…
- 収納
- 知っておきたい用語解説
- testtest2020年2月14日
「スキップフロア」とは?間取りをお考えの方にご紹介します
「家の面積が小さいけど広く使いたい」 とお考えの方はいらっしゃいませんか? また、住宅を広くすることはできない…
- 収納
- 知っておきたい用語解説
- testtest2020年2月14日
住宅購入をお考えの方へ!住宅の価格を計る「建築坪単価」とは?
住宅メーカーのCMで、「坪単価○○万円!」といった売り文句をよく耳にしませんか? ただ、この「坪単価」という言…
- 収納
- 知っておきたい用語解説
- testtest2020年2月14日