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2018年10月1日

「鴨居」と「敷居」ってなに?知っておきたい建築の基本

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

皆さんの現在のご自宅や以前住んでいたご実家に、和室はありましたか?
マンションであれば、和室のような部屋はほとんどないでしょうし、一戸建ての家であっても和室が設けてある家庭は現在では少ないのではないでしょうか。
そのため、和室についてあまり聞いたことがない方、イメージしにくい方も多いと思います。

新築を検討する際は、家に関する知識を備えておく必要があります。
しかし、家を購入することは多くの方にとって初めての経験で、家に関する用語を知らないことが多いかと思います。
その中でも、とくに日本独自の様式である和室に関する用語は、難しいものばかりです。
そこで今回は、和室において重要な役割を果たす鴨居と敷居についてご説明します。

鴨居とは

鴨居とは、和室で障子や襖などをはめ込むための上部に取り付けられた横木を指します。
一般的には、溝が2本ありますが、種類によっては1本のみの鴨居もあります。
鴨居の語源は、水鳥である鴨が由来です。
家が火事に遭わないようにという願いが込められていると言われています。

敷居とは

敷居とは、障子や襖などをはめ込むための下部に取り付けられた部材です。
鴨居が上部に取り付けられるのに対して、敷居は下部に取り付けられます。
二つはセットになっていると言えます。
敷居は建具を受けるレールの役目だけでなく、部屋を仕切る役目も果たします。

敷居のバリアフリー工事

敷居は、部屋と部屋の境目となる部分で、基本的に段差状になっています。
しかし、近年、お年寄りや赤ちゃんがつまずいて転んでしまうことが懸念されるようになり、バリアフリー工事を行うことが増えてきました。
例えば、段差を無くすために小さなスロープを設置したり、引き戸を上から吊るし、敷居それ自体を無くしてしまうということも可能です。

「敷居が高い」という言葉について

敷居は、出入り口を表す境界としての出入り口敷居、窓をはめ込む際に用いられる窓敷居の2つに大きく区別されます。
不義理が原因でその人の家に行きにくいという意味の「敷居が高い」は、敷居が出入り口との境界を表すためです。
現在では、お店が高級すぎて行きにくい、上品すぎて行きにくいというような意味で使われる場合もあります。

最後に

今回は、鴨居と敷居についてご説明しました。
鴨居と敷居は、現在ではデザインに多くの種類が生み出されており、和室だけでなく洋室にも使われています。
新築を検討される際は、ぜひ鴨居や敷居にも注目してみてください。

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