- 屋根・外壁
雨で汚れを洗い流す外壁材!?親水コート(マイクロガード)って何?
こんにちは。敷島住宅のインテリアコーディネーターです。今回は住まいのアフターケアやメンテンナンス時に重要な外壁をきれいに保つための親水コート(マイクロガード)*の機能について説明したいと思います。
※マイクロガードはニチハのネーミング 親水コートはKMEW のネーミングを指しますが、内容は同じものになります。
外壁(屋根)の素材や柄にはこだわっても機能面については一般的には馴染みがうすいものです。
お好みの外壁(屋根)もケアをしなければ汚れが目立ってきます。個人ではなかなかキレイに保つことはハードルが高い!そんなお悩みには親水コート(マイクロガード) が最適です。
親水コート(マイクロガード)とは、機能を有する外壁材の一種です。そして、親水コート(マイクロガード)が持つ機能は、「雨で汚れを洗い流す」という機能です。
ここで、雨で汚れを洗い流すとはどういう仕組みなのか?という疑問が出てきますよね。その疑問にお答えします。
他の外壁と異なる親水コート(マイクロガード) ならではの特徴というのは、表層が水になじみやすい親水基に覆われているということです。この親水性が雨で汚れを洗い流します。
具体的に説明すると、まずは親水性の高いシリカ(Si)が空気中の水分子(H₂O)を吸着します。その結果、表面に水となじみが良い親水基(—OH)ができます。そして、親水基ができることによって水が汚れの下に入り込み、浮き上がらせ汚れを洗い落とすのです。
なぜ親水コート(マイクロガード) がいいの?
外壁(屋根)塗料にもたくさんの種類がありますが、なぜ親水コート(マイクロガード)が良いのでしょうか。
そもそも「親水」ってどういう意味?「撥水」の方が良いのでは?など素朴な疑問を解決していきます。
まず、親水とは文字通り「水との親和性があること」を指します。一方、撥水とは水を弾く性質を指します。この性質だけを見ると、外壁において親水性よりも撥水性の方が適しているのではと思う方がいらっしゃると思います。ただ、そうであるとは限らないのです。
そもそも、外壁塗装には風雨や日光に晒されて最も傷みやすい外壁に対し施すことで、耐久性や防水性、断熱性といった機能を向上させる効果があります。そのため、近年の塗料は機能も向上しており、耐候性も高い、即ち変形や劣化を起こしにくい傾向にあります。しかし、耐候性が高いということは、一方で風雨による汚れがつきやすいという側面もあります。ここで、撥水性があれば水を弾くから大丈夫だろうと思われるかもしれませんが、油性分などを含んだ汚れは付着してしまう可能性があります。しかし、親水機能ならば、水が汚れの下に入り込み、浮き上がらせることによって汚れを洗い流すことができるため、外壁を綺麗に保つことができるのです。
外壁は建物そのものの印象を決定づけると言っても過言ではありません。そのため、柄や素材にこだわりたいところです。しかし、綺麗な外観を継続していくという観点も取り入れるべきでしょう。一般的に外壁材は10年効果を持つと言われています。その間綺麗な外観を保つうえで、親水コート(マイクロガード) は非常に適した外壁材なのです。
いかがでしょうか?当社分譲地の外壁には、アフターケアやメンテナンス性を考え実はこんな商品選定をしているのです。ぜひ当社分譲地選びの参考にしてみてくださいね。
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