• 知っておきたい用語解説
2019年10月17日

「木造軸組工法」って?気になる用語を解説!

和のテイストや木のぬくもりが人気の木造住宅。木造住宅の構造は、「木造軸組工法」と「木造枠組壁工法(ツーバイフォー(2×4)工法)」との2つに分けることができます。「木造軸組工法」は点を結ぶように造っていくのに対し、枠組壁工法(ツーバイフォー(2×4)工法)は面を組み立てて構造物を造っていきます。

今回は、その2つのうちの1つ「木造軸組工法」について解説します。

「木造軸組工法」とは?

柱と梁で組まれた日本の伝統的な工法を発展させたもので、もっとも広く普及している工法です。
木の柱、梁、筋交いなどの「軸」で家を支えるため、木造軸組工法と呼ばれます。木材の先端に突起を作ることで、もう一方の木材に設けた穴と噛み合わせて組み立て、金物で補強します。

地面に対して垂直な柱は建物の重量を支えます。一方、水平の梁は屋根や床などの重量を支えて、柱へと伝えます。建物の重量や雪等の垂直荷重は、柱や梁などの軸組が耐力を分担するつくりになっています。そして、地震や風などの水平荷重は、壁内部に斜めの材(筋交い)を入れることで壁を面にして耐力を分担させます。つまり、筋交いの量と配置のバランスが耐震上大きなポイントになります。このように柱や梁、筋交いなどを使って、空間上の点を結ぶように組み立てていきます。

「木造軸組工法」の特徴は?

「木造軸組工法」は屋根形状から外壁の材料、間取りや構造の自由度が高いのが特徴です。柱や梁で家を支えることで室内の壁を少なくでき、広いリビングや吹き抜けを設けることが可能になります。メンテナンスもしやすく、将来の間取りの変更や増改築にも対応できます。また、一般に流通している木材を使い、シンプルな構造にすれば、コストを抑えて作ることが可能です。しかし、工法が複雑なため、担当する業者や大工さんの熟練度によって品質が左右しやすいと言われています。

まとめ

今回は、「木造軸組工法」について解説しました。

敷島住宅では、解説した「木造軸組工法」に、「金具接合工法」を組み合わせた「Tec-One」という工法も採用しております。通し柱の断面欠損を無くし、基礎ホールダウン金物もピン止めとするなど、「金物接合工法」により木材本来の強さを最大限に発揮することができ、高い耐久性と自由度を誇ります。

当社の採用している詳しい構造につきましては、こちらのページをご覧ください。
https://shikishima-town.com/construction/

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