石山寺(滋賀県大津市)の当社分譲地の施工レポート2~木工事編~
本日は当社分譲地のガーデンテラス石山寺の施工風景の木工事部分をレポートしていきたいと思います。
工事の施工風景を参考にしていただきますとより家づくりのことがさらによくわかり実感できると思いますので、ぜひ参考になさってください。
木工事とは、木造住宅の建築過程で最も重要な工事です。構造部分も含めて、家の骨組みを造っていく工事となっています。
先行配管と床下換気の様子
給水管・給湯管は合成樹脂管を使用したヘッダー方式を採用。給水・給湯を一元的に分配し各給水栓まで途中に分岐がないため、複数の水栓を同時に使用した場合でも安定した給水・給湯量が得られます。また排水管は基礎スラブの上に配管し、建物完成後のメンテナンスにも配慮しています。先行配管後、土台敷きの前に通気パッキンを施工します。玄関と浴室の区画には土間からの気流を防ぐため気密パッキンを使用します。
土台・大引敷設
当分譲地の土台は、耐久性が高く湿気や虫害に強い、欧州アカマツAQ材を使用。AQとは従来のJAS規格で定められていない新しい製品の中で、優良と認められた製品に与えられる認証制度です。大引を支える鋼製束は耐久性に優れシロアリの被害もありません。精密な高さ調整が容易で、建物完成後の木材の乾燥による隙間調整もできます。
軸組の様子
土台を施工後、柱・梁・桁・胴差・筋かいなど建物の骨組を作っていきます。写真は1階の柱を建てて、2階の梁を組んでいる模様です。
木造軸組工法の一番のメリットは間取りの自由度が高いことです。
柱で建物を支えている為、大きな開口を設けたり、リフォームでの間取変更や増築も比較的容易です。
上棟完了
▲当分譲地の42号地の様子
2階の柱を建て、小屋(屋根となる骨組)を組んで、最も高い部分の棟木(むなぎ)を据えれば上棟です。この後、棟木の上に垂木を取り付け野地板を施工。また構造用パネルを柱・間柱・梁・胴差しなどに所定の釘で施工します。さらに火打金物(鋼製)や筋かいで補強し、建物の耐震性を高めていきます。
まとめ
いかがでしたか?当分譲地では、デザインや間取りに自由度が高い木造軸組構造を採用しています。木工事では配管や建物の構造部分に関わる重要な工程ですので、ひとつひとつ丹念に確認しながら作業を行います。ぜひ住宅選びの参考にしてください。
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- 敷島住宅建築部が執筆者です。敷島住宅の分譲住宅の現場や施工管理を行っています。