住宅のデザインにこだわるなら「ニッチ」を設けよう！

こんにちは。敷島住宅のインテリアコーディネーターです。

みなさんは、建築用語における「ニッチ」という言葉の意味はご存知でしょうか？
一般的には、ニッチとは隙間と言う意味で用いられ、ビジネスにおいてもよく用いられる言葉です。
実は、この言葉には、建築用語としての意味があり、この「ニッチ」を用いることで、よりおしゃれで便利な空間にすることが可能になるのです。
では、このニッチとは何を意味するのでしょうか？
そこで今回は、「建築用語のニッチ」と「その使いかた」について紹介いたします。

1 ニッチとは
2 ニッチの設置場所と使い方
- 2.1 キッチンに便利
- 2.2 トイレでも便利
3 敷島住宅の施工例

ニッチとは

建築業界において、ニッチとは、住宅の壁面にくぼみを作り、スペースを設けることをいいます。
家具などで棚を作るのに比べて、見た目がすっきりとしていることが特徴です。
玄関ホールやキッチン・トイレなど飾り棚を奥には狭いという場合でも、ニッチなら場所を取らずにインテリアが楽しめます。
大工工事でお好みの大きさや位置で作ることもできますし、既製品のニッチセットを埋めこむ方法もあります。

ニッチの設置場所と使い方

キッチンに便利

キッチンの調理場の壁面にニッチを設けると、調味料類や器具を置くこともできます。

キッチンとは物が多く集まる場所ですが、ニッチによって作業スペースを増やすことで利便性が高まります。

また、キッチンの調理場以外にもキッチンカウンターの下もニッチがあると便利です。
この場合は、調理に必要なものを置くためというよりは、お気に入りの雑貨や本を置くためのスペースとして活用できます。
あえて目に付きやすいところにニッチを設け、そこにマグカップを並べるだけでも素敵なインテリアになります。

トイレでも便利

トイレの個室の中に、掃除用具や洗剤、トイレットペーパーなどを置いているご家庭も多いのではないでしょうか。
それらを置く場所は、トイレの壁面にニッチを設置することで作ることができます。
必要な小物を目立たずにすっきりと収納できるというのは、非常に便利です。

突っ張り棒で無理やり棚を作る必要はもうありません。

敷島住宅の施工例

キッチン横の壁に設置されたニッチには、インターホンや給湯器のコントロールパネル類をまとめてスッキリ。

リビングの一角に、飾り棚として設置されたニッチ。
素材の異なる木目が美しいグラデーションを演出します。

玄関の正面に、短冊がぴったり収まる縦長のニッチ。
粋な空間演出です。

横長の飾り棚として。
背面の大小色の異なるタイルがオシャレです。

以上、建築用語のニッチとその使いかたについて紹介いたしました。
「ニッチとは何か」、「その使い方」について初めて知った方も多いかと思います。
インテリアを置くことでおしゃれな空間の演出にも使え、必要な小物を置く場所にも使えます。
これから収納やインテリアについてお考えの際には、ニッチについても考えてみてください。
新築住宅でどこに相談しようかお悩みの方は、ぜひ一度当社にご連絡ください。